私の少年時代の良き思い出。
ボーイスカウトの連盟に参加させてもらっていろんな活動をしたこと。
隣町の中野区に拠点があって祭日になると電車に乗って行きました。
まだ小学生の頃でしたので、ボーイスカウトの前段階のカブスカウトでした。
弟と近所の友達も一緒でした。
この連盟は世界組織なので、国際的な祭典もありました。
参加するといろんな課題を与えられて、それをクリアしたりする訳です。
世界ジャンボリーというのがありまして、参加すると横浜の広い公園の中からボーイスカウトの記念碑があるからそれを探し出して、その碑文を書き取るようにとの内容でした。
ガヤガヤと仲間のスカウト達と歩き回ったりして、成果を競うとかの思い出が、他はあるのですが、この時の記憶はただ記念碑を見つけ出して、その碑文をメモしてきた、しかありません。暑い日で喉がカラカラになり疲れて帰って来ました。
自宅に戻りメモを開くと小学生の文字で、「むめいスカウトのほし」と書かれた内容がありました。
かなり込み入った話しで、先の世界大戦である米兵が重傷を負い、倒れていた所に日本兵と遭遇します。
米兵は殺されると思い、失神してしまいますが、気がつくと近くに一片の紙切れがあり、それは遭遇した日本兵からの手紙でした。
「君を銃剣で刺そうとしたが、君が三指の礼をしていることに気がついた。これはスカウトの証しなので君が仲間と分かった。
僕もスカウトだ。君を殺すことはできない。傷の手当をしておいた。幸運を。」
といった内容でした。
この日本兵は消息不明なので無名スカウトの美談として記念碑が作られたそうです。
ネットで調べると「無名戦士の記念碑」
という名称が正式のようです。
ボーイスカウトの三指の挙手の敬礼は、カブスカウトでは、2本の指、シニアスカウトだと4本指だそうですが、いずれも指の間を空けてVサインの形を作るそうです。
私はカブスカウトを卒業して、ボーイスカウトにはならずにある古神道系列の教団組織に入ります。そこの青年隊組織に入るのですが、その挙手の礼が同じく2本指の礼でした。
そしてスカウトとしての信条などが、そっくりそのままでした。
ここの教団幹部が、青年隊を創設するにあたって、ボーイスカウトを参考にしたようです。
無名戦士の話しに戻りますが、この米兵さんは、自分の死に際してほぼ無意識のうちにスカウトの礼をできたのか、を考えます。
よほど深い信念がなければ、こうはできないと思います。米兵として戦地にいながら最後には光の戦士としての自分を選んでいたのですから。
その魂の選択が、彼にスカウトの礼をさせたのでしょう。
そこで遭遇した敵である日本兵が同じスカウトだったのは、偶然でしょうか?
光の道を歩む者は、民族も宗教、思想の違いも越え、極限の戦地の中においてさえ、対立する敵味方の境遇を、好機に変えてしまいます。
光の本源に通じる信念は、素晴らしい宝物です。研鑽してみたいと思われる方は、ワンコイン体験会からどうぞ。
ただお話しをしたい、聞きたい、だけでも結構です。
その場合は無償です。出張などは、経費をいただきます。
どなたもお気楽にご参加を。